36. メジロ |
37. シジュウカラ |
38. シジュウカラ |
39. カルガモ |
埼玉県北本市、川島町にて2014/12, 2015/1,2,3撮影。
Nikon V2, Olympus OM-D E-M5, LUMIX GX7
■撮影後記
今冬から本格的に野鳥撮影を始めた。当初は1 NIKKOR 70-300で撮るつもりだったが品薄で入手が出来なかったので急遽M.ZUIKO 75-300をFotoPus感謝祭で購入してみた。75-300の写りだがテレ端の描写も予想より良好であった。
野鳥撮影を始めた理由は単純で冬は撮るものが少ないという事である。最近のミラーレスの普及で超望遠レンズが小型軽量になってきたのというのが後押ししてくれたという側面もある。
機材の次は撮影場所なのだが、幸い探鳥地として有名な北本自然観察公園というのが自宅近くにあり、そこには自然観察員が数名いてホームページに野鳥情報などをほぼ毎日アナウンスしてくれるのでそこに通う事にした。
撮影開始した頃は野鳥の事は何も知らないので発見することすら難しかったのだが、休みの度に通ううちに段々と見つけるのが上手くなってきた。
ところで野鳥写真といえばほとんどが図鑑的な構図が多いのだが、やってみるとそれも無理もないということが分かってきた。そもそも600o程度の望遠ではほとんどの場合、画面中央に小さくしか野鳥を捉えられないのである。従って写真的に構図を工夫する余地があまりない(そういう事情なのでこのギャラリーの写真もトリミングしてある写真が多い)。
さて簡単に野鳥の解説をする。ジョウビタキというのは野鳥初心者が好む鳥だそうである。確かにオスは綺麗でメスも目が大きく愛らしい。ジョウビタキは縄張りを持つのでいつもだいたい同じ場所の目立つ枝先に止まっており、尾羽を左右に振る仕草も可愛らしい。
ルリビタキはジョウビタキと同じヒタキ科であるが暗い林床を好む。オスは鮮やかな青い羽根を持つが、メスは地味である。ジョウビタキよりずっと珍しくて、結局メス1回しか撮影する機会はなかった。
1回しか出会わなかった鳥は結構いて、他にはクイナ、ヒレンジャク、ウソ、オオタカもそうである。反対にシジュウカラ、シメ、ツグミ、シロハラ、ヒヨドリなどはいつ行っても見ることができた。そういう鳥には野鳥カメラマンはあまりレンズを向けないようだ。シジュウカラは数が多く小さい体に似合わず昆虫やクモなどを食す。
ヤマガラはシジュウカラと同じカラ類で一緒に群れを作っていることもあるが、腹部の黒茶が綺麗で、個人的にはシジュウカラより好きである。
クイナは非常に臆病で声はよく聞くのだが写真の一瞬しか撮る機会はなかった。オオタカは準絶滅危惧種だが最近は増えているそうである。
キジは公園内で繁殖しているそうでオス2羽、メス4羽は少なくともいるのを確認した。
カケスはギャー、ギャーとけたたましく啼きたいてい高所を移動しているのだが青い羽根が綺麗で結構好きである。
ベニマシコは図鑑で見るとオスは真っ赤なのだが、実物はそれほど赤くなかった。スズメ程の大きさで好物はセイタカアワダチソウ。なかなか野鳥ファンの人気も高いようだ。
キレンジャクは写真は大きく見えるがスズメより一回り大きい程度。インパクトのある風貌と色合いである。この鳥も一回しか出会わなかった。
ギャラリーにあげた以外にもアカゲラ、アオゲラ、ガビチョウ、アカハラ、ホオジロ、ウグイス、バンおまけにイタチなども撮ったのだが、小枝が邪魔して公開できないのは残念である。来シーズンはそれらの鳥も公開できるようにしたいものだ。