群馬県、埼玉県にて2017/2, 3撮影。
Nikon V3
■撮影後記
野鳥図鑑をパラパラと眺めながらいつか撮ってみたいな、と思うような鳥が幾つか浮かぶようになった。ヤツガシラもその一つで名前と冠羽を広げた姿にインパクトを覚えた。
そのヤツガシラが館林に現れたということで、早速週末出掛けてみた。現地に着くと大勢のカメラマンがヤツガシラを求めて探索していた。流石珍鳥だけあってそう簡単には姿を見せてくれないか、と思ったがそこを粘って何とかカメラに納めた。しかし距離が遠く鮮明が画像が得られなかったのでさらに翌週行くと既に抜けた後だった(野鳥業界では鳥が現れることをXXに鳥が入った、いなくなることを抜けた、という)。
さてそのヤツガシラだが、さらに3週間近くが過ぎた頃、再度入ったということで再び出掛けてみた。今回は比較的近くで撮れたのでまずまず満足な画質の写真を撮ることが出来た。
唯一冠羽を広げたシーンは前景に邪魔物が入ってしまったが、撮れただけで由とします。実は別場所では冠羽を広げるところをFHD動画に納めることができた。ともあれこれがヤツガシラ撮影の顛末である
次にNo.9以降のスズメに似た鳥だが、これは入内雀(ニュウナイスズメ)といい頬に黒班がないのが特徴である。彼岸前後に公園の安行寒桜の蜜を吸いに来る。よく見ると桜の花を上手く啄むことのできる個体は数少ない。全体で数羽がいるのだが、オスメス各1羽ずつしか花びらを咥えることができないようで、カメラマンはその個体を探すので懸命だが、これがなかなか難しい。
ギャラリーの中ではNo.19と22がメスである。入内雀を撮ると春が間近で桜をメインとする春の花撮影の時期がいよいよ近づいたという気分になる。本格的な春ももうすぐである。