和歌山県にて2019/4撮影
Olympus E-M1 MarkII
■撮影後記
和歌山の南は不思議な岩の多い場所でした。
最初の虫食岩の小孔はタフォニと呼ばれ、岩の隙間に入った塩水中の塩分の再結晶によって表面の岩が剥がれてできると考えられています。
橋杭岩は地下から上昇したマグマが泥岩層に入り込んだ後、冷えて固まり、その後柔らかい泥岩層が波の侵食を受けてマグマ部分が残ったと考えられています。
海金剛もマグマが波の侵食を受けたものです。硬いので鋭い岩が残っています。
花の窟(いわや)神社はアマテラスの母であるイザナミノミコトを祀っています。イザナミは火の神・カグツチノ神を生んだ際、やけどで亡くなりこの地に葬られました。土地の人々は花の季節に花を飾り、歌い踊る祭りを行いイザナミを祀ったそうです。
この神社と熊野本宮とは深いつながりがあるとされています。