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カンボジア王国アンコール遺跡にて2024/9撮影。
Nikon Z8, Sony ZV-1 M2
■撮影後記
アンコール遺跡には有名なアンコールワットやアンコールトム以外にも多くの遺跡があります。
ロリュオス遺跡はアンコール遺跡で最も古いもので3つの寺院が含まれます。
最初に訪れたロレイ寺院は893年に創建されたヒンドゥー教(現在は仏教)の寺院です。
かつては大きな貯水池があり、その中央の島に建っていました。今でも船着き場の跡が残っています。すぐ近くに現在の仏教寺院(No.6)もあります。
プリア・コー寺院は879年に創建された最も古い寺院です。プリア・コーとは「聖なる牛」という意味です。訪問時は修繕中で見られない祠堂が多かったです。
祠堂の一部には白い漆喰の一分が残っていました(No.11の左上)。
ロリュオス遺跡群の真打ちはバコン寺院でしょう。ここは最古のピラミッド形式の寺院で、アンコールワットの原型となったそうです。
入口には立派なナーガ像が置かれています。ナーガ像はアンコール遺跡の至るところで見られる蛇神様です。
ピラミッドの各基壇は構造物が少なく平面が多いです。中央には女神のレリーフのある祠堂があります。
ピラミッドの四隅には象が配置されていました。
バンテアイ・スレイ寺院は小規模な寺院ですが、アンコールの宝石とも言われ、とても美しいレリーフが至る所に彫られています。
特に「東洋のモナリザ」と呼ばれる美しいデバター(女神)像が有名です(NO.28, 29)。なおデバター像は16体あるそうです。
ベンメリア遺跡は最近公開されるようになった遺跡です。修復がほとんど進んでいないのでアンコール遺跡としてイメージされるジャングルに放置された謎の遺跡感が感じられる遺跡です。
ベンメリア遺跡はアンコールワットより少し前の11世紀末頃の造営と推測されており、アンコールワットとの類似性から東のアンコールワット、とも呼ばれています。
遺跡の崩壊は内戦、ガジュマルなどの植物の侵食、アリによる地下空洞への自重崩壊などが原因と考えられています。
数百年前から時が止まったような独特な感覚が味わえる場所でした。